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精子の採取

スクリューキャップのついた幅広の容器を渡されます。
大きさは200ccくらいかな。


看護師さんは機械的に淡々と説明します。
その佇まいは、あるいは冷たい事務的な感じです。
 
気を使ってそうしているのかどうかは分かりませんが明らかに不安な気持ちでいる自分にとってそれはかなり嫌なものに映りました。
 
「とりましたら、フタをして、この扉を開けてください。
扉を開けたらマジックがおいてありますので、ここの奥さんの名前を書いて下さい。
わかりましたか?」


「・・・はい・・」

扉というのは通路の壁にある小さな額縁のようなもので、取っ手を開けたら棚がありました。
 


「じゃあ、付いて来て下さい」

そのまま看護師さんの後について階段を登ります。


あるお部屋の前に来たらまた説明が

「この部屋の中で、採っていただきます。
中から鍵をかけることが出来ます。
終わったらこの鍵をかけて容器をさっきのところまで持ってきて下さい。
そしたらまっすぐ帰ってくださって結構です。
奥さんのほうは午後1時には帰れますので、当日の結果を確認するのであれば1時に受付に来てください。」

といかにも事務的な早口で言われて鍵を渡されて、階段をタタタっと看護師さんは降りて行ってしまいました。
 
時間は朝8時10分です。


扉を空けて、部屋の照明を付けました。

部屋は畳3条くらいでしょうか。

リクライニングシートと洗面台。

そしてティッシュ。

棚には、品の無いエロ本が10冊ほど。


これ。。誰の趣味??

いかにも下品な、モデルがどうしょうもないようなエロ本です。

まぁ。いいです。

けどなんか馬鹿にされた気分。

「ここの先生の趣味なん?
そして看護師さんはみんなこんなの見て旦那さんら喜んで興奮すると思っているのかな。。。」

そう思うと、結構ムっとしてしまいました。

未亡人なんとか、、とか。緊縛コレクションとか、そんな感じの写真雑誌。
 
情けない気持ちの中で、早々と済ませ部屋を後にしました。
 

会社まではそんなに遠くはなかったのですが、どのくらいの時間がかかるのかわからなかったので、朝1時間くらい遅刻すると言っていたのですが、始業時間に間に合いました。
 

続く。
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採卵の段取り

朝、病院の受付時間に来てほしいとの事でした。
 
前日あたりからうちの相方がお腹が張って苦しいと言っていたのと、麻酔をしたらフラフラしてしまうかもしれないとも言っていたので、電車をやめて車を出すことにしました。
 
最初は相方が僕に気を使って病院に来なくてもなんとかなると言っていました。
 
つまり家で精子を採取して容器に入れて朝持って行っても良いとの事でした。


けどねぇ・・

それだと全部、相方任せなんですよね。
後で何を言われるかわからないし。

・・という理由も少しだけありましたが、やっぱり嬉々として行く場所じゃ無いわけで、たぶん・・
というか、うちらの夫婦にしてみると微妙に恥を偲んでこそこそと行くような気持ちって正直あったと思います。
 
それだけに相方の嫌な気分や重苦しい不安を出来るだけ共有するのが自分の役割だと考えていました。
 
それにしても旦那に出来る事ってあまり無いですよね。
 
・・そんな訳で一緒に病院に行くのも車を出して安全運転で病院に行きました。
 
僕個人としては2回目の通院です。
 

病院の駐車場に車を駐めたところ、もう玄関前で並んでいるご婦人達、一部旦那さん達がたぶん10人くらい。
 
時間でいうと朝8時5分前です。
 
出勤前に不妊外来に来る人もこんなにいるんだなと思いました。
 
8時になって、病院の受付が始まり椅子に座って待っています。
 
この日のこの時間に排卵ができているように計算して今まで点鼻薬を射して、この日の為にお尻への注射を毎日打ちに通っているのです。
不妊治療って妻のほうは旦那よりも本当に必死なんですよね。
共働きだと本当に負担が大変になるので、なるべく家事をやってあげないといけないレベルです。
もちろん、旦那は自分の事は自分でやるぐらいじゃないと。
  
まず妻が看護師さんから呼ばれました。
妻はこの後、採卵します。
卵子は卵胞の卵胞液の中にあります。
卵胞に針を刺して、数mlの卵胞液を吸引しますが、その中に卵子が含まれています。
卵子は卵丘細胞に包まれています。
吸引された卵子はシャーレに移して顕微鏡で確認後、培養液の中に移します。
 
優良な卵が何個育っているか不安ですが、目で「頑張って」と合図。
 
そしていよいよ僕が看護師さんから呼ばれました。

続く 



いよいよ採卵

何度か病院に通院して排卵誘発に向け頑張る妻ですが、
お腹が結構張ったり、やはり副作用も弱くは無いようでこちらも気が気でありません。
  

正直、妻は何度も病院に行っているのに今まで私は一度も病院には行っていないのです。
車で病院まで送ることはあっても中に入ったことはありませんでした。

  
そういう意味では、直接夫にできることって結構限られているのかと思います。
何か不安を訴えた場合、一緒の気持ちになる。
辛そうにしていたらどうしてほしいかを察する。
これだけしか出来ません。
 

 
その中で、いよいよ採取の日を告げられて妻は病院から帰ってきました。
注射をしてもらいにそれまでの間妻は何度も通院しました。
普通に仕事をしている訳ですから、これは本当に大変な事です。
朝病院に行って注射、夜仕事帰りに病院に寄って注射とか。
  


会社には説明しないですよね。
そういった状況下でやらなければならないんです。
  


妻なりのプレッシャーもあったんだと思いますがそれにしても副作用で辛い中本当に頑張ってくれました。
   


採卵は、朝病院が空いた時間に予約をしてすぐに始めます。
その日は私も同行します。
会社には朝少し遅れることと、午後から半休をもらう旨を伝えました。
さすがに不妊治療で。。。とは言えないので適当な理由で誤魔化しました。
 
 
私が同行した理由は、私の精子もそこで提出しなければならないからです。
   

当日の詳しい内容は次回に
続く。
体外受精は、女性の卵子を採取して体外に摘出し、男性の精子とシャーレの上で合わせて受精させ、
子宮内に戻して着床させ妊娠させる方法です。
 
問題は女性の健康的な卵子をいかに採取にむけて育てるかという事だ。
 
難しい事はあまり書かないようにしようと思うが、選択肢として大きく分けて一般的には2つあるようだ。
 

そのひとつは、自然の女性の周期の中で排卵時のタイミングで採取する方法。
これはタイミングを逃さないようにその日に病院にいかねばならないので、仕事を持つ女性には結構ハードルが高いと思われます。
 
ですが、無理やり排卵を誘発させる薬などを使わなくても良いので費用は若干少なくて済むようです。
 
もう一つは、ホルモン剤を点鼻薬や注射などで打って、強制的に排卵を誘発させる方法です。
ホルモン剤の点鼻薬はアメリカ製でもちろん保険は効くものではないので費用はそれなりにかかります。
けどこの方法は卵が複数出来るので、より良質な卵を選んだり、複数採取して冷凍保存することも可能です。
仕事を持ち、時間的にも余裕の無い年齢にさしかかってきた妻はこの方法を選択しました。
 
点鼻薬を摂取し、定期的に病院に行ってお尻に注射をして卵の成長を待つことにしました。

続く。

検体

僕の採血の結果の確認の結果不妊治療の妨げになるような病気が無いことが分かった。
 
その結果を聞きに行ってきた妻がコップよりももう少し小さな容器を持って帰ってきた。
 
それは僕に対する次の検査(精子の検査)をする為のものだった。
 
その前に妻から、病院に行って検体をそこで出すか、自分が次に病院に行く時に持ってゆくかどっちがいいかと聞かれていて、二つ返事で自宅で検体を採取する事を希望していたからだ。
 
そして妻がその次に病院に行く際に検体を採取して持って行ってもらった。
正直なんとも恥ずかしいものだ。

けど妻はもっと我慢をしていることを考えるとそういった気持は自分の中にしまわなければならない。
照れ隠しでも口にしないように気をつけた。

あと、性病の心配はおそらくないと思っていたが、精子に関してはわからないのでこれが一番不安だった。
自分に問題があったら本当に妻になんと言おうか迷っていたからだ。
 
結論的には、数も元気も申し分ないとの事だった。
ほっとしたのだけど、妻の気持ちを考えるとやはり喜んではいられない。
 
今まで妊娠に至らなかったのは結局、妻の卵管の問題のみという結論に至ってしまったからだ。

続く。

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